Vivy-Flourite eye’s songとは?
ジャンル
AI タイムトラベル SF 難解系 音楽 アニメオリジナル
アニメオリジナルとは、原作が存在せずオリジナルアニメとして放送されたアニメを示します
話数
13話 286分
あらすじ
世界設定
AIが発達した世界。世界はAIロボットが身近にあり、人々はAIロボットと共に暮らしていました。AIロボットは使命を果たす為に生きるという使命感の元、人間と同じように会話し、AIと人間が結婚が結婚するといった背景がありました。しかし、ある日を境にAIが人を攻撃してしまうのでした。
主人公
AIの暴走を避けるため、100年前に生み出された史上初の自律人型AIとして生み出されたヴィヴィと100年後に生み出されたAI・マツモトと共に世界を描きなおすかも知れない、AIの物語です。
見どころ
AIと人間の関わり
背景1ー現代社会とのかかわり
私たちの生活する社会では日々、PCや携帯の性能が飛躍的に向上しています。例えば、写真アプリを開けば猫の写真を猫と見分けられたり、ゲームの影や光リアルタイムで演算処理出来たり(レイトレーシング)が当たり前になりつつあります。
背景2ー未来
未来、AI技術がより向上して人間とより密接に関わり、様々な問題に直面するかもしれません。図書館に行けば「人間とAI」といった分野の本が多く発売されている事に気づくでしょう。AIは現代社会と密接に関わっています。
アニメーAI×アニメ
本アニメでは、AIがAIの暴走を止める為に100年間の旅をしながらAIの暴走の原因を作ったであろう出来事を防ぐ為にAIの働きも描いています。人間がAIの暴走を止めるのではなくAIが暴走を止めようと働く描写は見どころです。
・人間がAIに何をして、どう働いたか?
・AIが何を求め、何を欲し、どう行動するのか?
・AIに感情が存在するのか?
見どころの一つにした理由はAIと人間の関わりについて「映像」と「音楽」、「音」で表してるからです。これらはアニメで描いているからこそ楽しめる要素の一つだと思います。
時間、タイムトラベル系だからこそ楽しめる物
タイムトラベル系とは?
時間とは?
地球が生まれたから現在まで、時間は「過去→現代→未来」と一方通行に進んできたと言われています。例えば時計が壊れていない限り秒針が戻る事がないし、昨日と今日がまったく同じ(睡眠時間、食事、天気、イベント、同じニュース、同じ日付)になる事は有り得ない事だと(現代の科学)ではされています。簡単に言えば私たちは未来から過去にいく経験した事がないので本物語を見た時新鮮な気持ちになるでしょう。
物語では物語内の時間を未来→過去に振り返える経験が出来るからです。
第三者だから「時間」を体感出来る
過去、未来を第三者視点に立って物語を「見る」ので未来から過去といった、現実では体験できないような新鮮さが味わえます。本アニメの特徴として急な時間変化をした描写があるのですが、自分を振り返って見ると生まれてから今までこんなに早く時間が過ぎていった事と同調して(アニメと自分の生きた時間が結び付く事)感動しました。
第三者視点とは
関係者以外の人。
Oxford Languagesの定義
構成がすごい
実は繋がっている話数
この作品は、小さいエピソード(章・話)すべてが物語全体と密接に関わっています。物語中に起こった出来事に無駄がなく、物語全体と結びついているからです。特に1話と11話、単なる数字の繋がりではなく(質量データーと呼びます)実際に1繋がりで物語が繋がっている事(量的データーと呼びます)に驚きました。
飽きさせない、OPーED
人によってはアニメのOPとEDを飛ばしてみる方も多いと思います。しかしながらこのアニメでは毎回毎回、OPの構成が変わります。特にアニメとOPが切り離されているのではなく繋がっている構成には見ていて「美しい」と思いました。区切りを感じさせない事は普段からアニメを見る人だと新鮮だと感じるかもしれません。
理由
何故なら、繋がっているからです。OPとアニメが切り離されているとどうしても飽きてしまう場合がありますがOPとアニメを繋げる事により「振り返り」と「新たな展開」を両方同時に得られます。
ここでの振り返りとは、同じOPを聞きながらまだ見た事のない「新たな展開」を楽しめるという事です。
AIの心情変化
このアニメではAIの心情変化についても一つの「テーマ」といっても過言ではないほど丁寧に書かれています。
この使命、(AIにとっては命題とも捉える事が出来ますが)単純に一言で表せるほど奥が深いです。
例えば、好きな食べ物があったとします。そこで「何故この食べ物はおいしいのか?」と聞かれる時(あまりこの出来後が訪れる事はありませんが)なんて答えればいいのか?と考える問いに近いと思います。
終わりに
話の構成まで考えられるオリジナルアニメ。
1話から13話で完結を迎えたこのアニメは考えさせられるアニメとなりました。