TSMC工場誘致と日本、止まった時計の針を動かす瞬間である

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TSMC

TSMCは現在世界No1の半導体製造会社である。私たちの誰しもが使っている携帯のCPU(我々の頭脳にあたる部分)のなくてはならない存在である。

近年の半導体の成長は凄まじい。性能は驚くほど進歩し、今後の世界IT企業を迎えるにあたり重要なキーになってくることは明らかである。

昔の日本

今では5nmだが、数十年前(40nm)自体は日本も世界的な半導体競争に負けていなかった。

だが、世界的な競争が加速する中で日本の半導体は今や世界シュアはかなり低い存在になったのだ。

工場の誘致で何をもたらすか

TSMCの工場誘致に使われる技術は決して最新ではない。

10年前の技術である。だが決して10年前の技術が「古い」のではなく、コストパフォーマンス対性能では劣ってない。

これには賛否両論があるだろう。

最先端ではないのでは意味がないのではないかと。

だが、考えてみてほしい。

最先端な工場は現在絶賛競走中である。今、最先端な工場を誘致したところで、

1年後には古い技術となって中途半端な最先端は淘汰される可能性があるだろう

止まった針を動かすには十分である

止まった物体を動かすのと、少しでも動いている物体を動かすのと

果たしてどっちが、簡単だろうか。

この答えは紛れもない後者である。

止まっていた針を動かすには、難しい

だが、動くという瞬間は極めて貴重なのである。

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