Googleの企業戦略を考察してみた

Company analysis

無料のサービスの王者であり開拓者、Google

多くの人はGoogleと聞いて、何を思い浮かべるだろうか。

「検索エンジン、Youtube、Gmail」といった事を思い浮かべる人が多いだろう。

そして、すべてが消費者に取って無料のサービスの塊である事も気づくだろう。

企業は営利目的である。無料では成り立たないだろう。

1000円の資本金でパンの材料を買って、パンを作り

0円で販売したら大赤字になる。

だが、Googleはパンを無料で売っているようなものである。

一般常識を覆した、企業ではないだろうか。

一般的なメディアの弱点克服 byGoogle

よく考えたら、テレビも殆ど無料で見れる

Googleが誕生する前から、0円でパンを売っている会社がある。

それはテレビ会社=マスメディアである。

一般大衆(消費者、国民)に無料にサービス(テレビ番組)を提供している。

Googleもマスメディアもどの様に利益を挙げているか。それは「広告」である。

広告の仕組み

パンの包装に、「セットで美味しい牛乳はいかがでしょうか」と書いて無料で売るのだ。

商品を売る際に必要な事は何か。それは人に商品の存在を知ってもらわなければならない。

低質メロンパンと高質メロンパンがあったとしよう。どちらも同じ値段100円である。

低質メロンパンは多くの人が知っている。だが、高質メロンパンはアニメ好きしか知らない。

こうすると、高質メロンパンは多くの人が知らないので低質メロンパンの1000倍の材料費をかけても売れない。

だから広告は重要なのである。実際にアパレル(服)は材料費よりも広告費の高い場合も存在する。

Googleと他メディアの違い

無料でパンで作って、多くの人に無料で売る。その代わりに広告費で利益を得る。

これも立派なビジネスモデルだ。だが、これには弱点が存在する。

それは、無料で売っても「パン」が売れない場合である。

マスメディアであるテレビ番組が面白くなく、視聴者がいなかったら

多くの人に周知されなかったら、根本的に広告の意味がない。

だが、Googleは違う。

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