これは”超超超”駆け引き。
ーAniCreー
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先が気になる
-AniCre
こーゆうの待ってた
神w w w
-AniCre
最初から驚きが隠せない
大人の恋愛
-AniCre
なんだこれは
気になりすぎる
-AniCre
wwww
レビュー募集中
-AniCre
短いコメントでも.長文でも
スワイプ
すれ違う愛の価値観が”橋”で結んでいる
2xxx年。少子高齢化の為、日本は既存のマッチングアプリを進化させ
強制マッチングアプリになった。
いや、そんな法律生まれる訳ないと思っていた。
マッチした人と”必ず”結婚しないといけないなんて、そんなことありえないと。
メディアは虚像である
批判は当然あった。当時のメディアは散々 の批判の嵐だった。
恋愛は自由である。それが恋愛であるとか
これは民主主義の崩壊であるとか
だが、国家を維持する為に必ず必要で議論の余地がないほど
問題が深刻になったのだ。
円安が進み、円が紙同然となり、地球上にあらゆる問題が浮上したのだ。
そして、法律ができて50年。もはや、これは社会の常識になった
強制的なマッチを拒否することはできない。
法が恋を強制する
マッチした相手と高校卒業と共に、必ず結婚しなければならない。
俺はこれに反対している高校3年生だ。
自由恋愛こそが、恋愛であると。
このルールに罰則はない。だが結婚しないと、あらゆる社会福祉が受けれなくなる
まず仕事に就くことができない。
次に、あらゆる決済もできない。それは次世代型マイナンバーカードに刻まれた赤い印によるものである
100年ぐらい前の時代のマイナンバーカードは
価値すらなかったらしいが、今ではお金よりもよっぽど
価値がある。
なぜなら、今の時代、マイナンバーカードの評価によって
まず住所が決まってしまうようなものだ。
100年前ほどは「子持ち様」で子が持っている人が仕事で優遇されて当時のSNSなどで炎上してたらしいが、
今の時代は子持ち様は子育てが働くことに変わり、
仕事は子供が20歳になるまでの教育以外は法律で禁止されている。
結婚式
そんな仲。俺たちは結婚式を挙げた。
いや違うな。一度も会ったことがない人と結婚である。
これは結婚というのだろうか?
今の教科書にはこう記されている。
結婚が恋愛のスタートであると。
なお拒否することもできて、その場合は誓いのキスをしなければいいだけの話である。
だが、俺は拒否されたことを見たことがない。
なぜなら拒否されたら人生が両方詰んでしまうからだ。
ならこうすればいい。
書類上、結婚する。だが、関係は決別すればいい。
俺は理想の妻を探そう。
話が合うだと。
書類上の「結婚」を俺たちはした。
だが、会ったその日妻はこう言った。
「あなた」に興味がないし、関わることもしない。
お互い、他人で居よう。
部屋も住む場所も分けようと。
これは俺にとって極めて好都合だった。
なんせ、俺が思っていたこととまるで同じだからだ。
だから俺は運が良かったのだ。
そもそも結婚相手は”デジタル”のおみくじによって、自動的に決定される。
スマホみたいなものだ。
1万人近い人の中から選ばれるのだ。
学歴ではなく、決定された運命で
昔のようにサラリーマンなんてのはない。
経済はAIによって完全に代替された。
社会問題に比重が高くなった。
社会、地球問題の解決度によって資金がAIによって決まるのだ。
国家公務員になる
俺は国家公務員になった。
俺がなりたくなってなったわけではない。
次世代型マイナンバーカードに適職が記されているのだ。
そのリクルートから申し込むと、最適な適職と最も高い報酬が記されているのだ。
そして、これは国(AI群)が管理しており
今の時代だとこれが最も高収入である
働く=大学に通うこと
さて、配属して初日に発表されたのは、これから向かう大学である
働きながら大学に行くというのが今の時代。
いや、言葉を間違えたな。
実質、経済はAIによって回っているから大学に行くことが働くことである
さて、一発の目の授業は寿司を食べることらしい。
そこで、魚について授業を受けるのだ。
そこで、俺は美人にすれ違った俺はこれが運命だと思った。
あ、これが恋することだと。
これが恋愛だと。
やはり、あの法律は間違っている。
俺はこれこそ本当だと
恋ってなんだろうね
あれ、無視される。
意味わからない。
なんで?
俺はこんなに好きなのに。むしろ嫌われている気がする。
意味がわからない。
仲良くなりたい。デートしたい。
俺はこの女を手に入れてやる
まずはそう手紙だ。
PDFにしてPDFラブレターを送ろう。
俺の恋は必ず成立するぞ
そして、俺はうまく、デートする約束を作ることに成功した
めっちゃぎこちなかったんだけどね。
初デートは兼六園へ
いや、普通初デートに兼六園を入れないだろ。
ありえないだろ。
もっと、こう高級すぎないけど、少し異世界を感じる
食事デートするのが普通なんだろ?
でも俺たちは違った。
俺もちゃんと計画を立てたのだ。
SNSで口コミランキング1位の店に行こうということと
その先のデートプラン。
食事して、その後に、また口コミランキング1位の場所で
綺麗な夜景を見ようということ。
なのになぜ、兼六園なんだよ。
自分でも知りたいよ。
計画に使った時間は30分を超えた。
なのに、話の成り行きで全てが変わってしまったのだ
まぁよくある奴である。
人生は計画通りにいかない。
自分が思ったいた全く違った第三のルートを辿ってしまうということね
兼六園は大昔の人の豪邸の別荘なのらしいけど、
俺の年齢的には合わない気がする。もっとこう、30歳を超えたあたりから楽しむ場所なのではないだろうか。
普通の若者がいく場所はユニバーサルスタジオではないだろうか
これには訳があるのだ。
俺はデートに誘う口実に、大学の研究の目的でどーしても兼六園ではないといけないという事実ができてしまったのだ
そして、どーしてももう一人の研究員が欲しいとお願いしたのだ。
うまくデートに誘うことに成功したのだ。
出会う場所は兼六園となったのである。
デートは成功した。彼女も結婚した彼と結婚後何も話していないし、
別居しているのである。
もはやこれは運命?これこそ恋愛なのではないのだろうか。
離婚はこの国では認められていません
もう一度重要なので言おう。この国は法律で離婚を禁止している
やばい。そして浮気はもっと罪が大きい。
浮気や不倫は日本国籍が剥奪されてしまう。
もう一度言おう。日本人の9999%は18歳で結婚する
これはおかしい。そして、この法律ができてなお
一度も使われてたことがない。裁判になったことがない
これもおかしな話だ。
もちろん解決策がある。それはこの国を離れるということである
なんでこんな結末なんですか?運命ってなんですか?
それから、俺たちは意気投合した。
デートを繰り返した。
毎日が楽しかった。
起きて、大学に行って、彼女と話して授業を受けるという
嫌いじゃなかった。
わかる?
俺はリアルが充実していた生活を送っていたのだよ。
海外逃亡を図ろうと思った。
これが全ての始まりだった。
婚約者だった。
あの結婚式の、妻。
別居して別れていて、それから一言の喋っていなかった
書類上の妻。
俺は頭が真っ白になった。
どいうことなのだろうか。