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第1話
お願いします.神様、身長は求めなけど、求めないけど!? 優しくて、裏表がなくてイケイケじゃなくてだけど少しオシャレでそこそこの年収がある人と結婚できますように
そういって、ちょっと重量感があるおみくじ(結婚相手が決まる.)に手を伸ばす。
手先は震えていた。
これで、運命が決まるんだ
そういって、おみくじを引く。
「(泣き叫んでいる音)」
「きゃー、やっぱり幼馴染同士なのねー」
音はそう、カラカラと鳴り響く。こーゆう時だけ、やたらと耳がよくなったように周囲の音に包まれる。
さて、手元を見てみる。
そこに書かいてあった名前は 岡 隼司。
いかにも絵にかいてたイケメンが私の目の前にいた。
だけど、こんな人と結婚するの?
もう1枚入っていたポートフォリオ。
そこには本人が作成できる、自己紹介文である。これを見て私の母を思い出す。そいえば
母の時までは自由恋愛だったものの母は数十年前に流行ったマッチアプリで結婚した
その自己紹介文を見せてもらった事があるからだ。
そんな事を妄想して、目の前にあるポートフォリオを目を通す。
確かにイケメンであったが、、、、
・経歴:東京大学卒業
・仕事:大手商社
・年収:1000万円
いやこれ普通書く??これ普通、ポートフォリオに書くの?
おみくじ婚は絶対だ。罰則は、死刑である。
なんでこんな法律ができたのか不明だが、おみくじの結果の3カ月後に結婚しなければいけないというルールがある。
どんな意図をこめてこの文章を書いたのだろうか。
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