完熟恋愛トマト【短編恋愛小説】

Story
お使いのブラウザではこの機能は使えません
お気に入り:{{ favs.length }}Books


トマトにもたらされた恋。


ーAniCreー

食べてる時だけ「あなたを知れる。」

コロナによってもたらされ文化、

通称マスク文化は3年目を迎えた。

時代は変化する。

個人の判断でマスクなしでもよいと

少しずつ改善されているものの一体どうなるのか。

外を歩いても、似たような顔が並び

なんだかなーと思った人はいるだろう。

マスク文化はある意味個性を奪った。

それは果たしていい事なのか。

分からない。

食事をして初めてマスクを取った時

その瞬間こそ、食事を食べる時よりも

懸命に、切実に、確証的に理解できる。

あなたという人物を。

目の前にあるトマトを一口

縦から読んでも横から読んでも同じなトマトを

食べている、そんな君が大好きだった。

あの時までは。

いまはもう・・・・・

トマト。

トマト。縦、横から読んでもトマトである。

関連広告
Story
Share😄

コメント