新学期の始まり
もう一度述べる。
今日は新学期である。
今朝、残念な夢を見た訳だがそんな事より
大事な事がある。それは「クラス替え」の時がやってきたという事だ。
クラス替えとは、まったく会った事のない人と話す新鮮さを味わう事だけじゃなく自分の第一印象を決定させる重要イベントなのだ。
人は初めて会う人の情報を何一つ持っていない。だから人は第一印象、つまり見た目で
性格、好きか嫌いかといった判断、その人から感じる雰囲気を判断する。
なので 「第一印象が最悪」となれば
自分の人生が半減した訳なのである。
これは、クラス替えの時だけではない。
面接試験、就活試験と言った人生のビッグイベントはもちろん、
初デート、新しい友達と初めて遊びに行く時なども第一印象は重要なのだ。
そんな事はさて置いて俺のクラス、2年4組らしい。
2年4組と聞いて特に意味があるかと述べるなら
答えはNoである。
重要だと感じる事はクラス担任の先生が誰なのか?
1年次の同級生は誰なのか?
クラスのリーダー的存在は誰なのか?
そう、この3要素こそ重視する点であり
「1組は一番だと感じるからいい!」
「7組はラッキセブンの7だからモテる」
と言った噂など、どーでもいい事なのだ。
と思いながら、2年4組クラスの一覧表表を見つつ思う。
理系のクラスの男女比
あれ、男子9割、女子1割と。
あれ、何でこんな男女比なのかと。
確かに男子が多いと同性同士仲よくなりやすく、気が合う友達を見つけやすいが暑苦しさを感じる。理由はなんとなくだ。
カフェがあったとしよう。
女子しか店内にいなかった場合と男性と女性が入り混じったカフェ。
前者は入りにくいと感じる人が大半だと思う。
入ったとしても周りからの視線が気になる場合が多いのではないか?
学年全員の男女比は1対1。
何故こんなクラス替えになったのか
考えられる原因は明確だ。
そう、一年時の文理選択。
通称、文系に進むか理系に進むかの2択である。
この2択、俺の高校では理系を選択する女子、通称理系女(リケジョ)は少ないらしい。
俺が選択したのは理系だ。パソコン好きに取って数学は切っても離せない関係だからだ。
パソコンは、色んな事が出来る。
なので理系=パソコンという方程式は成り立つとは限らないが
プログラミング(パソコンに命令する)をやりたい俺にとっても理系は必須だった。
だか、最悪なことに数学は嫌いなのだ。
理系は確かに文系と違って数学Ⅲまで習う。
なので数学嫌いな俺に取っては苦痛である。
矛盾してないか?と問われるなら矛盾してる。
かといって覚える事が比較的多い、文系も嫌いなのだ。
つまり、勉強が嫌い。
ピーマンが不味いと言って
「何故不味いの?」と言われても
「まずいに理由ある?」
と言い返されるだろう。
勉強が嫌いだから、嫌いなのであって理由など存在しないし、わざわざ理由をつけるまでもない。
そんな事を考えていると2年4組の教室についた。
古い校舎に、耐震の為に窓ガラスに飛び出している「柱」は前の教室と変わらないように存在している。
変わらない教室の雰囲気だからこそ落ち着く
というのはあるのだが、そんな事を気にしていると担任の先生が入ってきた。
比較的若い、女性の先生だった。
20代後半から30代の前半の先生だ。
個人的にはそろそろ定年退職しそうな
高齢の先生がよかったが、まぁ考えても仕方ないので思考を放棄しようと思う。
本日、外国から2年4組にやってきた
生徒がいます。どうぞ、入ってきて下さい。
転校生がやってきた
私はHernandez =Emmaといいます。
日本語はあまり、うまく話せませんが
よろしくお願いします。
なんか嫌な予感がする。
朝、の悪夢。
どんな内容だったか特に覚えてないが
というか特に思い出したくもないが
確か、コイツに近づいたら嫌な事が
起きるのだったような気がする。
見た目は美人だ。今すぐ奪いたいぐらいに。
しかし美人なほどトゲがある。これは事実である。
証明してみよう。
恐らく誰もが考えるのがバラという花だ。
バラはきれいだ。
だけど、触ろうとしたらトゲがある事に気づくと思う。
何故トゲがあるか?
答えは簡単だ。
尖ったとげは自分を守る為にある。
答えはよってバラという植物は「植物」であり、自ら動く事が出来ない。
自ら動く事が出来ないのは生きていく上で危険である。
もし、美女、Hernandez =Emmaが身動き出来なかったらどうなるか。
雷が落ちたらひとたまりもないし
夜になって知らない人がやってきて身が安全なのか保障出来ない。
一般的にはその時代においての美女であるほど
安泰に生きている確率が減る。
つまり、生きている上で美人の方が何かしら苦労する確率が高い。
「美人の方が金持ちになりやすい」とかいうデマがあったりするが
俺はそうとは思わない。これはあくまで主観的な答えだが。
「美人」だからという理由で「自分に嘘」を続ければならないからだ。
まず「美人」は自分が美人である事を自覚している場合が多い。
何故なら、周りから噂されたり、多くの人から告白されたりするからだ。
その後、より「美人」になる為によりオシャレに時間をかける。
理由は、周りからの評価を気にしてるからだ。
もし、「美人」になる為にオシャレに時間をかけなかったら
周りからどう評価されるか怖いと恐怖を感じるのだ。
本来、自分がやりたかった事が漫画を読む事であって
それは「美人」がすることではないという周りからの
一般常識
(多くの人が意識することなく思っていること。
トマトは赤い、赤い以外ありえない黒ではないといった事。
)
によって否定され出来ないからだ。
ここで疑問に思うだろう。
バラは何故トゲなのか? 毒ではないのか?
トゲならまだ痛いだけで済み、痛みを我慢すればバラの花をもぎ取る事も出来る。
だが毒なら場合によっては死に至る。
猛毒で危険なヒアリ。
ヒアリは通称アカヒアリと呼ばている。
世界侵略的外来種ワースト100にも選抜されている。
触れてたら攻撃的で
アナフィラキシーショック、息切れなどで死に至る事もあるらしい、、、
毒にすれば
より生き残れる確率が触れるだろうと思うかもしれない。
しかし、
ここに矛盾が生じる。
何故バラが「美しい」のか?
雑草みたいに目立たない方が生き残れているではないかと。
至る所に生えている雑草の方が「美しい」バラより
生き残っているのは事実である。
バラは目立ちたいからか?目立ったら、帰って生き残っている確率が減るのではないか?