Code:000ダリクラ(ダーリン・イン・ザ・フランキス)とは?
ジャンル
SF 差別 意識の定義 戦争 人間関係
同じ考え方を持つアニメ
ハーモニー
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幼年期の終わり
似た設定があるアニメ
話数
24話 (576分)
あらすじ
codeと名付けられた、戦う為に生まれた子供。その中で選ばれた男女二人しか動かす事が出来ない、
兵器パラサイトを動かしただ戦う。
何故子供が戦う?
地球の底から生まれる敵「巨竜」を倒す為?
これは、その中の子ども13部隊に焦点が当てられた未来の世界の地球の切ない話。
彼らは戦う敵「巨竜」とはいったい何だろうか?
少しづずつ明らかになっていく、設定、描かれている人間関係。
多くの事が描かれたダリクラは一気に見てしまうほどの綺麗で切ない物語である。
見どころ
code2(ゼロ2ー)と主人公(コードナンバー016)の成長
彼女の額からは、艶めかしい二本のツノが生えていた。
「――見つけたよ、ボクのダーリン」
©ダリクラ製作委員会
幼年期、そして戦い続ける彼女、孤立する人間関係、
そこから24話で成立するゼロ2の成長を後から振り返ると忘れれない感動というか「人間」という存在を教えてくれ
逆に「人間」って何?
と感じされられました。みんなから嫌われ、筆者自身「もうちょっと違う言い方があったと思う」と身ながら一人事を発したように、明らかに人を傷つける発言・行動が多かったゼロ2は
最後にはものすごく成長します。筆者自身はこの変化の過程に本当に感動しました。
24話構成で、最初から最後までゼロ2と主人公を描き続けた本作だからこそできた偉業だと思います。
最初から最後まで登場した「絵本」。
感情を感じさせない×資源(地球)×活気がない町×世界観
子どもたちを除きと一部の登場人物を除き、腐敗する町と誰もいない町、緑がほぼない地球を見ると
私たちが直面する問題である資源大量使用問題を連想させられます。
特に、13部隊に焦点を当てられて、一般人の大人が一切登場しない文章にとてもディスアピア(理想な世界の反対)を感じさせられ、直接物語として訴えない描写が心に刺さる部分があります。
ハードSF×恋愛×ロボット×人間関係
このアニメはハードSFの理論部分だけでなく、恋愛、ロボットアニメ、人間関係を同時に描いた作品です。
この4要素を同時に描いたアニメは個人的にあまり見かけません。
何故ならこの4要素はそれぞれ異なる部分だからです。
多くのアニメや書籍は大体はジャンルに分ける事が出来ます。
しかしこのアニメは4要素を同時に同じ比率で描いているのでジャンルに分ける事が比較的難しいです。また、一部の作品や書籍の思考を少し引用する部分がより作品として新しく「こんな見方があったのか」と感じさせられる物語です。
また本作は、人によって「敵」が変わり戦う理由さえしっかりと描かれているのが作品の見どころだと解釈できます。
歌詞と物語が最初から最後まで一致する繋OP
OP:中島美嘉 / KISS OF DEATH(amazon)
OP:中島美嘉 / KISS OF DEATH
切ない暗いリズムから始まるこの曲の歌詞は
02(ゼロ2)の気持ちを描きに描いた
思考せずとも体で読み取れる
歌詞だと思いました。
繰り返しに繰り返しを多様している曲なのに、
まったく飽きさせないむしろもっと聞きたいと感じさせられる曲に思いました。
側に来て 崩れ行く抑制
僕を怖がらないで Ah
飛べない鳥が 夢見た空 交わってく色
それは違うred ドアを叩く音に僕は耳を塞いだ
叩いてるのは君 それとも他の
Will you lips taste the KISS OF DEATH?
OP:中島美嘉 / KISS OF DEATH歌詞一部引用
ここから続く、
運命が 血管を走るよ
OP:中島美嘉 / KISS OF DEATH歌詞一部引用
平行世界×アニメのED?
筆者がEDを最初に見て感じた事は
「なんでエンディングが現代社会に溶け込む13部隊なんだ?」
と思いました。
また、今まで見てきたアニメのEDと明らかに雰囲気が異なっていたので印象に残りました。
アイドル風の歌声なのに、切ないのに盛り上がるリズム感は新鮮だからです。
それに、一般的なアニメの曲のコード進行だから個人的には好みの曲です。
終わりに
SF好きはもちろん、アニメ好きにはもちろん、考える事が好きな人にもちろん見てほしいアニメだと思います。
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