夢の正体とヘルナンデス=エマの思考
今ごろ、驚いているはずですよね。
だって、何も知らない人が用事があるからといって
屋上に呼び出したのですから。
相手は告白だと勘違いして
恐らく思考が停止した事でしょう。
でも、私が委員長を立候補すると同時に
相手も立候補するのには驚きました。
異世界人だとばれたかと思いましよ。
それと、毎回現れる、「夢」
実は私の友達なんですよ。
高い給料を支払っているので
しっかり仕事して貰ってると思うし、
何より、以外ときつい言葉を述べるので
精神的にストレスがたまる事でしょう。
彼女の予知しているようで
予知していない、相手の心情を読む力はほんものですよ。
こわいこわい。
不幸再び
俺が自転車でこいていると
話しかけられた。
「あなたですよね。私の友達が
昨日、ぶつかってきたのですよ。」
なんだこいつは。
急にマウント(話しかける)のは
いい事がなない。
この場合、出来るだけ関われないほうがいいバターンである。
「人違いでは」
「それなら確かに申し訳ないと思います。謝罪します。」
信号早く青になってくれないかなー。
「あ、知ってます?
最近この地域に現代では珍しいヨーロッパ風の
お屋敷が出来たそうなんですよ」
「本当ですか?」
「引っ越してきた家族が、
かなりの裕福層なんですって」
「へーそうなんですか。一度会って話がしたいですね。
」
「かなりの美人らしいですよ。」
「へー」
述べると同時に信号が赤から青に変わった。
風で桜が散り、俺の心も削れながら
ただ自電車をこいでいく。
そんな景色と共に、今日は平和であってくれと
願う。
大衆心理の考察とは何か?
学校に近づくにつれて
生徒が多くなっていく。
すると、少しの安心感が生まれる。
この現状は人気店に並ぶ理由と似ている。
少し前にタピオカジュースという
飲み物が流行った。
俺が小さい時から存在するその
ジュースは昔からあり、決して
今までにない、神秘的な新発明ではない。
にもかかわらず、「人気だから
飲んでみるかという」安心感
が生まれると
人はそのジュースを買い飲むのだ。
人気は安心感につながる。
登校時間に生徒が周りにいなかったら
たとえ登校時間に余裕があっても落ち着かない。
学校の教室に1番最初に入ってみた事があるだろうか?
声が聞こえない・その落ち着いた教室は
教室を独占しているという気持ちよりも
「誰か来ないのかな」といった不安が生まれる。
もし、学校が始まるのが昼からで
その情報を知らずにいつも通り、朝早く学校に来てしまっても
誰か居るだけで安心する(道連れ)
ちなみに
学生が多く登校する時間帯は
それだけその時間帯が
人気であるという事でもある。
そうして、昨日とまったく同じの下駄に到着した。
友達とあだ名の関係制「にかい」
「にかい、おはよう」
「おはよう」
「にかい((笑))」
「いいあだ名だろ」
「そのあだ名で呼ぶ友達初めてだわ」
「いやいや。にかいってかなり面白くて覚えやすいで((笑)」
「なんで」
「苗字+名前、どちらも使用するだけでなく
誰でも知ってる
そうして友達と教室にいく。
俺は一人が好きだが、こうやって
友達と教室に行くのも悪くない。
理由は気分である。
何故か、友達を作っておかないと
あとあと後悔するような出来る事が
やってきそうで恐ろしいからという理由と
何より、自分に合う友達を
見つけたかもしれないからだ。
教室に入ると昨夜のように注目されなかった。
理由は分からないが、、、
起立と例の関係性
「起立」
「礼」
クラス委員の特権、「起立と礼」
これを一度やってみると何かと心地よい。
自分が王様になって周りを従えているような
そんな気持ちがである。
理由は簡単、どんなに
個人的に好きではない友達も
この時だけは、絶対に「起立」というと
ほんとに起立するし
どんなに美人で性格がよいクラスの女子も
「起立」するのだ。
これほど、優越感に浸れる事はないだろう。
昨夜、俺を振り回した
ヘルナンデス=エマ